冬のソナタツアー(ウソ) 6/8

前日、ソウル到着を果たしたものの激しい頭痛に見舞われた為、ソウルの明洞(ミョンドン)*1に泊まりながらも夜9時に寝るという愚行をしでかした私。
今朝は何と朝4時に起きてしまったのですが、頭痛もすっかり治り、予定通り今日と明日は観光ができる体調が整いました。良かったー。


昨日行ったビビンバの店*2にはいつかリベンジするとして、今日の朝食は相方が早朝に買ってきたキンパ*3
一応(?)病み上がりだったので、お味のしつこくないモノを求めていた体にはマッチした模様。


あと、これは相方の嗜好でしょうが



牛乳も必ず買います。
冷蔵庫のある環境には必ずと言って良い程牛乳がございます。
文字は全く読めなくともあると安心する食材。それが牛乳。


さて、完全お遊び気分で立ち寄ったソウルで、何故明洞に泊まる事にしたかと言いますと。
答えは単純で「ガイドブック見たら一番見所ありそうだった」ってなだけなんですね。
食べる所多いし、ショッピングもできそうだし、おまけにソウルに行くとなったら絶対に見たいミュージカル*4NANTAの劇場にも近い…という事で、ここになりました。


私が泊まったのはそんな明洞の中でも「古びているけど、日本語を話せるスタッフが多い」という理由で明洞駅から徒歩2分の「ホテル・ニュー・オリエンタル」。


ソウル発のオプショナルツアーの案内がたくさんあったり、フロント横には無料でインターネット使い放題だったり*5、また「NANTA」の予約電話まで入れてもらったりと、とてもお世話になってしまいました。
いつかまたソウルに来る事があれば、是非ここでお世話になろうと思います(確かに古びてはいましたが、日本語完璧なので手配関係は確実です。きめ細かいツアーを組みたい人にはオススメです)。


この日は、お昼までは明洞を散策しました。
韓国ではBBクリームが安くで買える…という事で主に化粧品を見て回ったりしてたのですが、何とここで相方が化粧品店店頭にてキム・ヨナのポスターを見つけてしまいました。


いやー、可愛いね、キム・ヨナは。
ヨンピョンでもチョン・ジヒョンの看板見てすげーすげーと言っていた私だけど、ソウルでキム・ヨナのポスター見た時はホンマに店員さんに「あ、あの…ポスターもらえませんか!?」って頼もうかと思ったぐらい。


日本でもそうなのですが、薬局に勤めている知人曰く「そう頼んでくるお客さんは多いんだけど、販促物だからあげる事できない」らしいです。残念だ。。。
なので、ここはひとつ店のポスターを撮影して帰りたい所だったのですが、如何せん明洞のお店…人の出入りがメチャ激しく、ちょっとやそっとではキム・ヨナは撮る事ができませんでした…嗚呼、残念だ。。。


昼食に贅沢なアワビ粥*6を食した後は、「NANTA」に次ぐ楽しみだった「クリスピー・クリーム」というドーナツ店へ。


(看板があまりにデカい為入りきらない上に、わざわざ店名を指差す私)


お味の方ですが…生地がしっかりしていて、すごく美味しかったです。



頼んだのは所謂プレーン型の「オリジナル」とトッピング付きの計4個だったんですが、「オリジナル」のが美味しかったように思います。寧ろトッピングなくてもいいんじゃね?っていう…。
またここはお茶やコーヒーのカップがお洒落で、もしグッズとして売っていたら買って帰りたいと思うほど気に入っちゃいました(残念ながら売ってなかったけど)。


その後、一瞬「テナント募集地域?」と勘違いしそうになった南大門広場に行き



歴史の生き証人になってきました(なんのこっちゃ)。


という事で、お昼過ぎには昨日の体調不良もどこへやら(寧ろ相方の方が疲れ出した)。
アワビ粥、BBクリーム、クリスピークリーム、南大門広場と色々来ましたが、今日の「好きなモン巡り」の最終地は、新村(シンチョン)です。


・ ・ ・


新村に何をしに行くんだべや?という事なのですが、私が目指したのは駅前にある「現代百貨店」でした。
ここで売っている生食(センシク)と呼ばれる自然健康食を入手する為です。


まぁ、生食(センシク)って何だよ、って事なんですけど、かいつまんで書きますと


穀物・野菜・豆・キノコ・果物・海藻など*7を熱や化学薬品での処理を行なわず凍結乾燥(フリーズドライ)加工をして粉にしたもの。


・無農薬・有機栽培の作物のみを厳選している為、ビタミン・ミネラル・たんぱく質・食物繊維・酵素葉緑素が丸ごと摂取できる。


・粉を水や牛乳・豆乳に溶かして飲むだけなので、気軽に摂取できる。


という、まぁよくある自然健康食でございます。
台北に住んで思ったのですが、まぁこちらの料理は脂っこいものが多いんですね。
なので、本当にセーブしながら食べていかないとあっという間に太るわけです。
日本と同じペースで食べる事は出来ない為、じゃあ何かで食欲紛らわさねば!という事で私の場合はコレに落ち着いた、というワケなのです。


というワケで、はるばる百貨店に入ったのですが、これを探すのにエッライ苦労しました
地下1階の食料品売り場を駆け巡り、それらしき看板もないし…オイオイ、ガイドブックに堂々と載せる位ならもっときっちり店構えといてくれよ、と独りよがりな願望まで出しつつ、ようやく見つけましたよ、ええ。


で、いざ商品を手にしたんですが、これが結構値段が高い*8
一月分でこの値段、と聞くと余計に唸ってしまいました。


でまぁ、ここからが私のチキン野郎な所なんですが、結局類似品買いました、ワタシ…。
で、更にチキンな所が「味あり」のモノ*9を買いました、ええ…。
「ここまで来といてそれかよ!」と、相方は心の中でツッコんでいたでしょう、きっと……。


・ ・ ・


明洞へ戻った後は、汗蒸幕(ハンジュンマッ)」と呼ばれる韓国エスに行ってきました。
私の持ってきたガイドブックには、明洞の汗蒸幕は3店。
その内、割引券を入手できた*10コチラのお店に行く事にしました。



「天地然」でございます。
着くなり「基本コースでお願いします」と言う私に


「お客サーン、肌荒れてるネー、エステした方がイイヨー、エステシナイ?」


冗談抜きのカタカナ日本語で薦めてきたお姉さんが印象的でした。


この汗蒸幕ですが、手順として


1.すっぴん&バスローブ姿になる
2.汗蒸幕にいきなり入る
3.体を石鹸で洗い、お風呂に入る
4.アカスリをする
5.顔パックをする
6.シャンプーをする
7.サウナに入る


という感じです。
ここで驚いたのが、1と2の間が全くなかった事。
「お化粧落としてネー」の直後がコレですからね、驚きましたですよ。*11
数分後、汗どっぷりの世界に誘われたワケですからね。
まぁ絶対いないとは思うけど、お酒飲んでた人が来たら間違いなくそこでアウトだな、と思いました(体調チェックやそれらへの諸注意もなかった)。


その後はアカスリおばちゃんと1対1の裸の付き合いをしてきたワケですが、このおばちゃんが揃いも揃って韓国コメディ映画でよく見るパンチパーマのおばちゃんだった事にこれまた驚きました。


あとこれはどうしてもそうなるんだろうけど、終始「○番!」って番号で呼ばれたのが妙に落ち着かなかったです…。
いや、別に良いんですよ、ロッカー番号で呼ばれるのは。
でもね、おばちゃんたち妙に怖いんですよ、威圧感あって。。。*12


まぁね、「○番」って呼んでる時点で私の他にいたお客さんは全部日本人なワケで。
そう考えたら、恐らくこのお店のお客さんの大半ってきっと日本人なワケで。
その大量のお客さんをさばくのにきっと大変なんだろうな〜
このおばちゃん達は日本人の事あまり良く思ってないんだろうな〜
と思ったりしました。


アカスリ初めて体験して思ったんだけど、この「アカスリおばちゃん」の仕事って本当に大変。
見てて切なくなるぐらいの力仕事なのです。
あー、お客さんさばいてもさばいても来るし、しかも言葉通じない日本人だし、何こんなに来ちゃってくれてんだよ〜、あたしゃ疲れたんだよ〜、という空気を感じずにはいられませんでした。。。


昨日とうって変わって体調も回復し、十二分に暖まって満足したのですが。
ここでソウルの都会らしさに触れて妙に切なくなったりもしました、ハイ。


(7日目へつづく)

*1:飲食店やショップが並ぶソウルきっての繁華街

*2:全州中央会館・明洞本店

*3:韓国風海苔巻き

*4:この次の日に観る事になりました

*5:宿泊者限定でしたが

*6:明洞栄養粥専門店

*7:使用素材は約30種類

*8:1箱6000円位でしょうか

*9:通常、味はないとの事

*10:明洞駅構内に観光パンフがあり、その中に割引クーポンが付いていた

*11:この辺りから、ソウルに在住する予定の奥様と世間話をして過ごしてました←境遇が似てるだけに驚いたよ

*12:実際、もう既に呼んだ人をもう1度呼びに来た事があって「○番の方はもう出ましたよ」と私が言ったら何故かキレられた。何故だ?