セカンド・コリア(1日目)

8月17日(月)〜19日(水)の3日間、お隣の国である韓国へ行ってきました。


半年前(2009年2月〜3月)人生初の韓国旅行に行った際、ソウルから車で片道3時間以上かかるヨンピョンという所で落ち合う為に、両親*1半泣きにさせたという黒い過去を持つ私。
今回はそんな事ではなく、ソウル・オンリーの気楽なパッケージツアー旅行でございます。


そんな今回の旅の道連れは、暇人な私と違い普段とても忙しい私の姉。
そしてこの姉を旅の道連れとして引っ張り出せるのは、わずか3日間*2
この3日間という間に姉妹共々如何におバカな事ができるか……主旨は少々ズレるものの、とりあえずそんな事を考えながら旅行プランを立てていきました。
というワケで、話は少々遡ります。


まずは行き先を決める為、スカイプにて相談。


1.「宝探しツアー」に参加して、宝を探そう
2.「ミステリーツアー」に参加して、殺人犯を推理しに行こう
3.「行き先自体が当日まで内緒のツアー」に1泊2日で参加して残りの1日はどこかのホテルで豪遊しよう


などなど、そりゃーもう色々案は浮かんだのだけど。
話の流れ的に本気で3に決まりつつあった中、姉の


「でもそれやったらBBクリーム買えんしなぁ……」


という台詞で、行き先はあっさり韓国に決定。
何だ何だ、色々ネタトークを繰り広げつつも結局BBクリームが買いたかったんかいな。
そんなワケで今回の旅行先はお隣の国・韓国に決定したのでありました。


旅行会社への申し込みや送金作業を全て姉に任せてしまったので、重要事項の確認*3ができず少々ハラハラしたのですが。
姉も今回の旅行の為にパスポートを無事取る事ができ、何の問題もなく韓国へ飛び立つ事ができました。


・ ・ ・


1日目当日。


如何せん普段忙しい姉なので「韓国着くまでは体力温存する方向か?」なんて予想していた私だったのですが。
それを見事に裏切ってくれましたよ、姉は。


「アンタみたいな手提げカバン私も持って来りゃーよかったなー、関空で買おうっかなー」


なーんて、早速ルンルン気分でカバンを見始めておりました。
結局100円ショップらしき所で、手提げカバンをお買い上げ。


お昼過ぎ(15時くらいだったか?)のフライトだったので、食事は完全に諦めていたのですが、結構美味なおつまみが出たので良かったです。
旅行気分が一気に高まりますますハイになった姉はわずか2時間弱のフライトでワインを頼んでおりました。
す、すげー。
「これが旅の楽しみ方だ!」と言わんばかりの勢いじゃないか。



んで。


最初は「ソウルのどこ行くよ?今回の旅は姉さんが主体となって決めるのだ!」なんて相談していたはずだったのに。
しかし、話題はだんだんずれていき、最終的には




こんなんだったり



こんなんになっておりました。


要は私達姉妹が小中学生だった頃に爆発的なブームを巻き起こしたものまね王座決定戦の話題がほぼ大半を占めていた、という事ですな。
いい年した姉妹が飛行機の中でワイン片手に何やってんだ、って話なんだけど。




18時頃、ソウルの空港へ到着。
空港からソウル市内へのルートはとにもかくにもリムジンバスが良い――という事は前回の旅でイヤっちゅーほど分かってるので、すぐにでもバスに乗り込みたいのですが、しかしここはパッケージ・ツアー。
行きの飛行機はほぼ満席状態で、ツアー客全員が入国審査と荷物受け取りを終えるのにはそれなりに時間がかかってしまいました。


そして、私達が宿泊するホテルはバス停留所の最終である事が告げられ「一体ホテルに着くのは何時になるのだろう…」と早くも雨のしとしと降るソウル市内を走りながら思い始めたり。
途中ツアーらしくお土産屋に立ち寄り、日もどっぷり暮れた頃ようやく宿泊する伽耶(カヤ)・ホテルに到着したのでした。


室内はこんな感じ




多少古びていましたが、水回りは非常にきれいなホテル。
一度荷物を下ろして身軽になった後、遅い夕飯を食べに行こう!と街に繰り出す事にしました。


・ ・ ・


今回は3日間という短いスケジュールなので、観光ポイントはソウルきっての繁華街であるミョンドン(明洞)1つに絞る事にしました。
そいでもって、私達が宿泊したホテルは





ソウル地下鉄MAPで言うと427番「淑大入口」という駅から歩いて5分ほどの所です。
ミョンドンまでは地下鉄で3駅だけど「遅い時間、夕飯の為だけにわざわざ地下鉄乗るのもどうよ?」という事になったので、ガイドブック情報も何もないまま、フラフラ引き寄せられるかのように日本語の看板が立てかけてあるホテル付近の焼肉屋に入りましたさ。


早くも行き当たりばったり感が漂う旅ですが、ここのお店が非常にンマかったです。





前回の韓国旅行でも思ったのですが、韓国のレストランは前菜からして種類が豊富(写真にあるお肉以外は全てサービスの前菜!)。
そして前菜をいくら食べてもちっとも嫌な顔をされません。
そんでもって、日本と同じように飲料水をデフォルトで出してくれるのが……嬉しいっス、いやマジで。*4


そして、この韓国旅行中に姉が非常に気に入ったのがコチラ




店で見かけた、飲料水を入れる容器です。


実はこの容器、私も気に入ったので次の日にお店に行って探す事になるのですが、これが……売ってなかったです、ハイ。
大きさも手ごろだし、ガラスじゃないから割れる心配もないし小さなお子様がいる家庭では是非欲しい!ってなるんじゃないかな?と思うのですが。


しかし、行く所行く所ほぼ全ての飲食店にこの容器があったのはとっても不思議。
韓国人の飲食店同盟なるものがあるのでしょうか?と思ったぐらい。




初日から当たりな店に入る事ができ、腹も満たされた所で少し散歩してホテルに帰る事に。
途中、見かけた道路がこんな感じで




あああ、まごう事なく韓国にやって来たんだな、と実感したのでした。


(2日目につづく)

*1:というか主に母親

*2:事前にお達しを受けていた

*3:名前のローマ字綴りとかね

*4:台湾は出してくれないので水を持ち歩かなければなりません